野球を目指して 第1話

アフロン  2006-10-25投稿
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カキーン!!いった〜王貞治にならぶ55号満塁ホームラン!!今鳥選手ついに王貞治に追いついたー!!!・・・

僕の名前は今鳥京矢(いまどりきょうや)、小学6年生である。今日は、僕がいっている少年野球チーム水島サンデーズでの最後の試合だ。といっても、このチームは弱小で大会などにでても2回戦どまりである。しかも僕はこんなチームの補欠のライトだから
うまいはずもない。
今日は二回戦で、7回裏2アウトランナー1・2塁で3-2であった。ホームランが出ればサヨナラだが、このチームにそんな選手がいるわけもない。監督が「タイム!代打今鳥!」。まさか代打がくるとは思っていなくていきなりの緊張が自分を襲った。
最後だからヒットぐらいは打ちたいという気持ちはあったが、打席に立ったとたんすべてを忘れるかのようなプレッシャーが来た。もうたえきれなかったが、とりあえずバットは振ろうと思った。一球目ボール、もしかして四球になるのでは?と思ったが、2球、3球と、ストライク。バットを振ることすらできなかった。そして、4球目がきた。頭は空っぽで、ただがむしゃらにバットを振った。運良くバットにボールが当たりファースト側にごろがころがっていった、もう終わったと思ったそのとき、ファーストがボールを後ろのほうにはじいた、
その隙に、1・2塁の武田君と山下君がホーム帰ってきて逆転サヨナラ。自身初の2回戦突破となった。3回戦は、あっさりとコールド負けをしたが3回戦にでれたことが嬉しかった。この一打がきっかけで、中学でも野球をすることにした。そう、今鳥の野球人生はこの一打からはじまったのだ・・・
続く

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