「ここはどこなんだ？おい、陣無事か？」「ん？大丈夫みたいだな」「ここは…神社か…」「みたいだな」「見覚えあるか？」「いや、知らないな」「陣は頼りにならないな」「そう言うなって」「おっ、誰か人が歩いてきた。どこか聞いてみよう」「だな」
二人は、二つの人影を追う。
「すみませ〜ん」
二つの人影はこちらを見る…
「えっ」
お互いに無言…沈黙が流れる。まるで、目の前に鏡があるかのように、同じ顔をした二人がいあわせているのだ。服装は違う。でも、顔の作りは一緒。
意を決して、あかりが話しだす。
あかり「ここはどこなんですか」
アカリ「ここは○○町ですよ」
あかり「えっ、私が住んでる町じゃん。こんなとこあったかな〜？ところであなたたちの名前は？」
アカリ「私はあかりで、こっちの男の子はジン君て言うんだよ」
あかり「えっ」
陣「やっぱり…」
ジン「同じ名前に、同じ顔…同じ場所に住む二人か…」
アカリ「えっ、ジン君どういう事？このお二人さん、私達と同じ名前なの？」
あかり「どういう事なんだ？陣。私達はどこに来たんだ」
陣「今、頭ん中整理してんだ。ちょっと考えさせてくれ。」
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