ある朝、目が覚めた僕には何一つ記憶がなかった・・・。
薄れていく意識の中で、
テーブルの上に、ケースに入った謎の薬を手に取った。
ケースには注意書きがあった。
※[あなたの名前が太郎になるくすり]
そういや、自分の名前の記憶がない、家族のことや、住んでる場所、自分がなにをしていたかの記憶すら思いだせなかった。
僕は何の疑いもなく、その薬を口に入れた。
記憶がないということは、疑いすら持たないのだろう。
しばらくすると、頭に強い衝撃が走った。
また意識が薄れていく。。
続く