「お・・鬼越・・・・先生?」
和成は訳がわからずに『物体』に話し掛ける
「ワタシハオニゴエダッタガ、ソレハカリノスガタ」
「え・・・・????」
理解できずにただ聞き返す
「ワタシハトビラノヨウカイダ」
『物体』はそういうとさらに体を変化させた
そして鬼のような姿になっていった
「あ・・・・あぁ・・・・」
和成は腰を抜かしたらしく、そのまま床に座りこむ
「お前は扉のむこうを見た。今から扉のむこうにお前をつれていってやろう」
「い・・・嫌だぁ!!!!」
「それからお前を料理してやろう。ステ-キにしてやる」
「あ・・・・やだ・・・・やだぁ!!!!」
和成はやっとの思いで廊下へ走りだした
「逃がしはしない」
鬼は和成を逃がさないように非常扉を閉める
「やだ!!助けて!!!!誰か助けて!!」
ガンガンガンッ
和成は必死に非常扉を叩く
「無駄だ」
そしてじわじわと鬼が迫っていた
─そのとき千夏達は─
「草野遅くね?」
「何してんだろ-ね」
千夏達は教室で話していた
「早くしねえと休み時間おわっちまうぞ」
「優先生だからすぐかえってくるよ」
なにもきにせずにいた
続