夜の街に今日もまたサイレンがなり響く1台のパトカーが暴走するバイクを追っている。
刑事A「そこのバイクすぐに止まりなさい!!」
暴走族「うぜぇんだよ!!捕まえれるもんなら捕まえてみろよ糞ポリ!」
全く止まる気配はない。そしてバイクはパトカーが入れない路地に入り込んだ。
警察も負けじと近くの道を通ってバイクを追うが完全に見失ってしまった。
刑事B「糞!見失ったか。餓鬼の分際が舐めやがって…」
刑事A「そんな言葉を吐くな。まぁ確かにその通りだがな。」
刑事B「やっぱり先輩もそう思いますか?最近の若者てのは本当にすぐキレますし、他人に迷惑をかけますし、本当に最低ですよ。」
そんな会話をしながら署へ戻っていりと突然一人の男がパトカーの目の前に飛び出した。 良く見るとゴーグルをかけていて緑色のチョッキを着ており見るからに怪しい。
刑事B「いきなり飛び出してあぶないじゃないか。どこを見ているんだ?」
刑事A「それよりあなたは何でこんな真夜中にここをうろついているんですか?」
男「…」
男は何も答えない。
刑事A「あの〜何で黙っているんですか?」
そう言うと、男はようやく口を開いた。
男「貴様ら警察は人民の敵!!権力を利用しての悪業の数々…排除する!!」
警官B「は!?何だ。」
しかし聞き返した時には男は拳銃を取り出し構えていた。
「バーン!バーン!」
銃声が鳴り響く。一発目はBをかばったAの眉間を的確に捕え、二発目はBの太ももに当たった。
警官A「糞!足がぁ!!せ、先輩…な、何でこんな事を!?」
男「言っただろう。これは制裁だ。お前ら警察へのな。
「バーン!バーン!」
今度は両胸を貫通しAはもがき苦しみながら意識が薄れて行く…
警官B「がぁ!!あぁ…息がぁぁぁ!」
そこにはもう男の姿はない。あるのは2人の屍だけだそしてそれは食物連鎖の頂点の逆転を意味していた。