カーテンの隙間から眩しい光が差し込んでいた。
AM7:00
またいつの間にか寝ちゃったみたいだ。
テーブルにはぬるくなった缶ビールが2本並んでいる。
もうカズヒロの姿はなかったけど、ぬるくなった缶ビールがなによりの証拠。あたしは独りぼっちじゃないって事を実感させてくれた。
辛いことがあったのに、その朝は清々しいキモチで仕事に向かった。
今日は何もかもが新鮮だった。いつも通る公園の草花も今日は一段と輝いて見えた。
頑張ろうってキモチが溢れた。単純かもしれないけどカズヒロありがとうって思った。
でも…
夜になると寂しいのは変わらなかった。
1人で食べる夕食。
1人で見るテレビ。
あたしの隣りにはいつも大輔がいたのに…
大輔…
多分今頃新しい彼女と笑いながらテレビをみて楽しい夕食なのかなぁ…
急に溢れ出す涙…
止まらない…
大輔…
あたしのどこがいけなかったのかなぁ?
あたしそんなにわがままだった?
今更何を言っても変わらないのはわかっているけど。
あなたと一緒過ごした時間は長すぎて…
すぐには忘れられそうにない、忘れる事のできないあたしがいます。