あなたの願い叶えます?

時雨  2006-10-28投稿
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キーンコーンカーンコーン……


「ばぃばぁ〜い!!」


「…ばいばい」



────────。



学校が終わって家に帰る…正直学校なんかつまらない


「…はぁ〜今日も疲れたなぁ〜…ってか美緒って成績も良くないし…ブリッ子だし…何が"ばぃばぁ〜い!!"だょ…本当ウザイ」


いつもそんな独り言をブツブツと言いながら帰る


「美緒の何処が可愛いのか分かんない…あんなヤツ死ねばいいのに…」


「そいつが死ねばいいの?」


「……えっ!?」


私は驚いて辺りを見回した


『誰も居ない…気のせい?…はは…とうとう幻聴までするようになったか──』


私はあまり深く気にしないまま帰宅した



────────。



家に帰ったってする事はいつも同じ
テレビを観ながらご飯を食べて、お風呂に入って、歯を磨いて……実にくだらない


「…暇」


携帯を片手に布団の中に入る


ピッ…ピピッ…


「何か新作出てるかな…」


携帯小説を開き新作の小説を読む
恋愛…日記…詩…



────────。



パタンッ


「ふぅ…面白かったぁ…」


私は携帯を閉じると布団の側に置き、ゆっくりと目をつぶった



『寝るのは嫌い…いつも怖い夢しか見ないから…』



今日の"夢"は楽しいだろうか…

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