深夜1:00…
私はあの恐ろしい光景とあの子供の不気味さでなかなか寝つけないでいた
チッ…チッ…チッ…
時計の針は3:00時を回り、私はいつの間にか眠りについていた
────────。
──夢を見た
今日会ったあの子供が出て来る夢
「あなたの願い叶えました…次の願いはなんですか?」
───それから来る日も来る日も同じ夢を見た
"あなたの願い叶えます"
────────。
夢の中で願い事を言えば現実で本当に叶う、始めは凄いと思ったし便利だと思った
けれど…最近なかなか夢から起きる事が出来ない
9時間…10時間…11時間…日に日に寝てる時間が延びてきていた…
寝てると夢が叶う…そんな事から私は学校に行く事を拒み、家にこもり、ひたすら寝る事を体が求めるようになっていた
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同じ夢を見るようになってから1ヶ月が過ぎた…
不思議な事に願い事が何でも叶うと逆につまらなくなってくる
「ねぇ…もぅ願い事ないから…いい加減別の夢見たいし…」
夢の中で何気なく言った一言でこんな事になるなんて思ってもいなかった