(-.-)y-~~~長い夜?

森田  2006-10-29投稿
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貴博『…まぁいい』


別にコイツがどこでどう調べてようが関係ない。


問題は相手が本当に叶呼を殺そうとしていることだ。


貴博『警察に相談できないならどうすりゃいいんだ?』


未だに足をくんで偉そうな体勢を保っている博一に問い掛けた。


博一『あ?だからお前に近辺警護お願いしたんだろ。自信無いのか?』


守りきる自信はハッキリ言ってあまりないが…しかしそれよりも


貴博『叶呼はどうしたいんだ?犯人をぶちのめして欲しいんだろうか?』


博一『石倉さんに限ってぶちのめすはないだろ』


貴博『じゃあ犯人が諦めるまで延々と警護を続けろと?』


ジェイ○ン野郎に諦めなんて言葉似合わないよな…。


博一『そんなことは当人に聞け。俺に聞くな』


博一のウンザリしたような台詞に少し腹が立った。


貴博『お前ストーカーだろ?同類同士仲良くなって説得してくれよ』


現に俺は殺されかけた。


事の重大さをコイツは理解してるのだろうか?


博一『失礼な!俺は世の中で言う良いストーカーだぞ?そんな変態と分かり合える訳ないだろ』


安心しろ、小学生を菓子で釣って自室へ持ち帰ろうとしたお前も十分変態だ。


俺が止めなきゃ間違いなく誘拐犯まがいなことをしてただろうな。

博一『それに、お前が勝てなかった相手だろ?恐ろしくて近付けるかっつーの』


まぁ確かに並の奴よりはるかに強かったな。

博一『まぁ、殺し合いなら別だけど』


貴博『あ?なんだって?』


急に声小さくするから聞き漏らした。


博一『いや、何でもない。そろそろ帰るわ』

時計を見るともう朝になろうかという時間だった。


貴博『…そうか。また明日な』


博一『おぉ、また明日な』

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