「今日は自己紹介をしてもらいます」
学校生活3日目に、先生はいきなり言い出した。
1日目はバタバタしていて、2日目は入学式。
確かにクラスの人すら分からない。
少しづつ名簿順に自己紹介が行われて行った。
「神崎 玲太は欠席か??じゃあ次は小林!!」
ガラガラ!!
いきなり凄い勢いで教室のドアが開いた。
「すんません!!遅刻しましたっ!!!!・・??今HR??」
「え〜と??」
先生が名簿を見ていると、遅刻してきた男の子は自分を指差した。
「あっ!!俺は神崎!!」
「おお!!神崎か、ちょうどいい所に来たな」
「へっ??」
「さっさと席ついて自己紹介しろ!!」
「えぇ!!・・分かりました」
神崎 玲太は色素の抜けた髪を揺らしながら面倒臭そうに自分の席にいき、立ったまま自己紹介をし始めた。
「えっと・・名前は神崎 玲太で、17歳で、A型で、彼女募集中です!!ちなみに女の子は玲太って呼んでください!!」
神崎 玲太のふざけた自己紹介にクラス中の人達は笑い出した。
「次は小林」
神崎 玲太はナナを見ながら席に座り、それと交代にナナは立ち上がった。
「神崎 ナナです」
ナナはそれだけ言うと席に座った。
「ナナちゃん可愛いなぁ〜!!」
ナナが顔を上げると玲太は後ろ向きに座っていた。
「・・はぁ・・どうも」
「席近いし仲良くしてな!!俺の事は玲太って呼んでな!!ちなみに俺はナナの事ナナって呼んでいい??」
(・・もうナナって呼んでるし)
「神崎っ!!」
気がつくと先生が玲太の隣に立っていて丸めたプリントで頭を叩いた。
「教室内ではナンパ禁止!!」
「けち!!」
玲太はふてくされた顔をした後、ナナを見て舌を出して照れながら笑った。
名前:神崎 玲太(カンザキ レイタ)
年齢:17歳
身長:172センチ
誕生日:12月24日
血液型:A型
好きな色:金
髪色:薄い金髪
性格:ムードメーカタイプでいつも煩い。だが思いやりがあり、繊細で傷つきやすい一面も。