全ての授業が終わりナナは教室を出た。
「ナナ!!」
名前を呼ばれて振り返ると廊下の真ん中で玲太が手を振っていた。
ナナが無視して帰ろうとすると玲太が追い掛けて来てナナの腕を掴んだ。
「ちょっと!!」
「無視すんなよっ!!ちょっと待ってろよ!!」
玲太はナナをベンチにムリヤリ座らせるとまた走ってどこかに行ってしまった。
「たくっ!!何あいつ・・」
「ねぇ!!」
「ん??」
ナナが顔を上げると女の子が1人立っていた。
「何??」
「あなた井上 雄太って知ってる??」
「井上・・雄太・・って、うん知ってる」
「じゃあ、やっぱりあの小林 ナナなんだ」
「え??」
ナナは訳が分からず、首を傾げて女の子を見ていた。
「ナナ〜!!」
「!!・・ぢゃあ、また明日学校でね」
女の子はニコッと笑うと帰って行った。
「ナナ??取り込み中だった??」
「えっ!?別に・・。あの子・・」
「瀬尾さんの事??」
「知ってるん??」
「瀬尾 一葉ちゃん!!同じクラスだよ」
「そうなんだ・・」
名前:瀬尾 一葉(セオ カズハ)
年齢:16歳
身長:152センチ
誕生日:04月15日
血液型:A型
好きな色:赤
髪型:ロングで緩めのパーマ
性格:何事にもきつく厳しいが、何よりも自分に厳しい性格の確り者。