粉雪の天使2

 2006-10-30投稿
閲覧数[384] 良い投票[0] 悪い投票[0]

せつと初めて会った日からあの出来事が忘れられなくてあたしは、毎日ボーッと空ばかり見ていた。
『ユメ!ユメ!』
『………。』
『ユメってば聞いてる?』
『ん!?何』
突然我にかえった。
『さっきからどうしたの?何回よんでも返事ないし!』
『え…何でもないよ。何ハルどうした?』
『どうしたじゃないよ…ユメ最近おかしいよ。いっつもボーッと空ばかり見てるじゃん!何…好きな人でも出来たかぁ?』
『はぁ―?そんな事ないから』
…本当は、ハルの言う通りだった。毎日せつの事ばかり考えていた。その時のあたしは、せつの名前も知らない。何処に住んでいるかも知らない。会えるはずのないあなたにあたしは、ずっと恋をしていた。

ところが何日か経った日の事。また学校の帰り偶然にもせつの姿を見た。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 雪 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ