あたしは、せつを見た時スゴく嬉しくて恥ずかしながら声をかけてみた。
『あ…の…』
『何?……っあ!あの時の。偶然だね!』
『えっと、このマフラーありがとうございます!ずっと返えせなくて…』
『ねぇ…そのマフラーあげるからおれに今日付き合ってくれる?』
せつの突然の告白にビックリした。でも凄く嬉しかった……。『おれの名前はせつ!よろしくユメ!』
何故かせつはあたしの名前を知っていた。
『よ…よろしくお願いします』
その日は、せつと遊園地に行った。せつは遊園地に行ったことがないらしかった。だから2人でいろんな乗り物に乗って楽しんだ。それは夢のように幸せだった。そして日も暮れてきた。疲れたあたしらは、公園に行くことにした。