RealLove〜01

そら  2006-10-30投稿
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あなたと出会って、
こんなに苦しくて、
こんなに悲しくて、
数え切れないほど
嫌な想いいっぱいしたよ。だけどなんでかなあ、
出会えてよかったと
心からそう思うんだ。
今でもあなたが好き…


南中学二年四組吉野 由衣成績は良くも悪くもなく運動神経も並程度。特別可愛いってわけでもない。そんなどこにでもいるような普通の子だが、性格は明るい方で、友達はたくさんいた。由衣のクラスは、学年の中でも男女の仲の良さが目立っていた。由衣自身もこのクラスは今までで一番最高なクラスだと思っていた。
クラス全員がずっとこのメンバーで一緒にいたいとそう思っていても、やっぱりその日はやってくる。『クラス変え』
由衣にはクラスの中でも得に離れたくない友達がいた。-木村慎吾-小学校五年生から四年間ずっと同じクラスで、何でも話せる一番の男友達である。
「よっしー!」慎ちゃんだ。由衣はほとんどみんなによっしーと呼ばれていた。「俺ら今度も同じクラスなったらすごいよなあ!」「うん!四年も同じやもんな」由衣は不安な気持ちの中、少しの期待を持って張り出された紙を見た。
吉野由衣…三年一組
うちは一組かあ……慎ちゃんは?
木村慎吾…三年六組
やっぱり離れちゃつたなあ…
ざわついた教室の中担任の松本が話し初めた。
「みんな最後のホームルームや!先生と離れるんは淋しい思うけど新しくクラスでもがんばってや!」
「なんか言よるで〜」
高岡だ。松本と高岡はいつも漫才のように言い合っていた。
「高岡〜お前も淋しいやろ!素直にそう言えや!」
「勝手に言よれ(笑)」
こんな会話ももう聞けなくなるんだなあ…やっぱ淋しいな。
「じゃあそれぞれのクラスに移動して〜」
松本がそう言うとまだなごりおしそうにみんな教室を出て行った。由衣も、また同じクラスになった彩と初めて同じクラスになる美樹といっしょに一組へと向かった。
そして教室に入ると由衣は思わず「何このクラス」
話した事ない男子ばかりで慎ちゃんのように自分の事をよっしーと呼んでくれる男友達はいなかった。新しい恋がしたいと心の中で思っていた由衣は、こんなクラスでゥチ恋愛できるん?と不安になった。
しかし由衣はまだ気付いていなかった。甘く切ない恋をする相手が、同じクラスにいることを…



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