ポリスキラー 第5話

千葉犬  2006-10-31投稿
閲覧数[500] 良い投票[0] 悪い投票[0]

翌日、千葉警察署に特別捜査本部が設けられた。
署長「刑事2人が殉職し事態は火急である。一刻も早く被疑者を逮捕することが殉職した2人への最大のとむらいである。我々は殉職した2人のために全力で捜査をしなければならない…」
署長の演説が終わりそれぞれ捜査を開始した。


阿部は周辺住民への聞き込み調査をしていた。しかしこれといった情報は得られていない。被疑者の目撃情報さえゼロだ。

今江は殺された二人の情報を調べていた。今江には一つ疑問があった。青山の死体は的確に眉間を打ち抜かれていたのに対し、尾藤の死体は足と胸を撃たれていた。 早く逃走する為にそして確実に息の根を止めるのなら尾藤も頭をやられたはずだ。もちろん偶然足と胸に当たったという可能性もあるが、被疑者は青山の眉間を的確に打ち抜く程の腕の持ち主だ。足を撃って動きを止めて更に肺を狙って撃ってわざと苦しみながら死ぬ様にした…
考え過ぎかもしれないが手掛かりはゼロなので思い当たる事をしらみつぶしに捜査するしかないのだ。


事件から3日後の9月10日。いまだ手掛かりはゼロ。捜査は早くも壁にぶち当たった。


19:30、阿部は仕事が終わり自宅のマンションがある幕張へと車を走らせる。大通から外れ分譲地の空地の中の道を通る。家への近道だ。だが周りは何もない空地なのにパトカーが止まっている。しかも中には誰もいない。不審に思い阿部は車から降りパトカーに近づく。だが、その時!
「バーン!!」

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 千葉犬 」さんの小説

もっと見る

ミステリの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ