虚無の使者

Kiki  2006-10-31投稿
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ひやりと過ぎ行く風
何からも温かさを感じない
いつからか
草、花、雲、空、
陽のひかりにでさえ
温もりを
感じ取れなくなった

景色はこの眼に
色無く映る
気がつけば
眼も肌も温かさを
忘れてしまっていた

この世界は何も無い
それならこの眼は
要らないだろう

伏せて何も見なくなって
本当に世界が冷たくなった
この眼が肌が
再び鮮やかな色を
見る日は来るのだろうか

再び温かさを感じる
陽のひかりは
現れるのだろうか

追い越して進み行く世界
その中に光る温もりに
触れたくて
必死で手を伸ばした

すぐ足元から迫る
虚無の気配を薄々と
感じながら



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