もののけの宴(5)

暗闇少年  2006-11-01投稿
閲覧数[449] 良い投票[0] 悪い投票[0]

俺は気絶した翔を引きずって旅館に帰ってきた。
亮「ホラ!翔!旅館着いたぞ!!」
翔「…う〜ん…090………」
翔はうなされている。騙された女の電話番号を呟きながら。
亮「だめだ…こいつ。」
起きる気配の無い翔を引きずって部屋に戻った。そして部屋の隅っこに転がした。
亮「…梢はまだ帰ってなさそうだな。」
隣りの部屋から何も聞こえない。恐らくまだその辺りを走り回っているんだろう。森の中に入ってなければいいが…。
翔「ふぁ…?」
亮「やっと目ぇ覚ましたか。」
翔「…なんで俺ここに?確か祭りに行って…うぅ…その後が思い出せない…。」
翔はあまりのショックで記憶を無くしていた。
亮「だ、大丈夫だ。無理して思い出すようなこともなかったから。」
翔「?そうなのか?ならいいけど…。」
そのとき、部屋の外で足音が聞こえた。その足音は、部屋の前を過ぎると、梢の部屋に入っていった。
亮「…梢かな?」
翔「たぶんそうだね。いってみようか。」
俺と翔は梢の部屋へ向かった。扉を開ける。中は電気すら点いていない。
亮「…梢?寝てるのか?」
梢「……うん。」
亮「そろそろ飯だけど…いらないのか?」
梢「……うん。」
亮「そっか。また明日な。」
梢「……うん。」
俺たちは部屋に戻った。その後、俺達は夕飯を食べ、(絶望的味付け)温泉に入り(混浴。しかし誰も居ない。)そして部屋に戻った。(布団がくっつけてあったので、そっと離した。)
翔「…なんか梢の奴…ちょっとおかしくなかった?」
亮「…まぁな。たぶん疲れてたんだろ?今日は移動とかで忙しかったし。」
翔「そうかな?…そうだな。」
亮「さ、今日はもう寝よう。俺ももう疲れた。」
俺は布団には潜り込んで電気を消した。





投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 暗闇少年 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ