プラチナリング・最終話

和華  2006-11-02投稿
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それから10ヶ月後の現在──…。

───2007年1月23日午後。成島 優介(男)誕生───
この世にまた、一つの命が産み落とされた。

私は感動に泣きながら、病院のベッドの上で天国の涼介に手紙を書いた。

『…──愛しい涼介。あなたはパパになりました。子供は二人の名前から一字づつ取って、優介と名付けたよ。目元とか、私よりあなたに似てるかな。それから…この世界では別れてしまったけれど、私がいつかそっちに行った時は、今度こそきちんと結婚しようね。そして今度こそ…あのプラチナリングをあなたの手ではめてくれると嬉しいな──…。』

…それに応えるように、風が病室の窓を叩いて、去って行った。

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