うああーっ....
女に追いつかれちゃいそうだ‐
やばい...
全速力で走る‐
あれ...進んでない
振り返った‐女は...不気味な笑みを見せ 笑っている..
フフッフフッフフッフフッフフッフフッフフッフフッ
早い‐早すぎる‐
やばい追いつかれる....
うああーっ‐――
どうかしたのねぇ 辰巳くん？？
目の前には橘さんが心配そうな表情で...俺を見ている
俺は頭を押え.... 汗を拭き取った..
はぁはぁはぁはぁ
どうかしたの？？
俺...見たんだ...
あの女が凄い形相で追ってくるのが
あの女普通じゃない....このままじゃ多分殺される...
気がする...
橘さん何か役にたちそうな物探そうよ...
うん...私あんまり分かんないけど.. 多分逃げれるよ...負けないで一緒に......
分かってるよ絶対あんな奴から逃げるんだ！！
とにかく探さなきゃ...
橘さんは向こうの方を探してくれ...
うん！分かった探してくる！！
じゃ俺はこっちの方を探すよ.....
二人は一丸となって探した‐
あぁ‐こんだけしか見つかんなかったか...
でもこれって意外にいいかもよ...
携帯の御札と古びた御札が一つずつ見つかった‐
こんだけ見つかれば充分か...
とにかく今から...この屋敷から逃出すぞ....
分かった...
コトン...コトン..
少しずつ何かが...近ずいてきている ‐
コトン...コトン..
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