?濡れた体をギュッと抱き締めてくるあなた 拒否する私 『ごめん、でもかぜひくから』と こんなやさしさもらったの後にも先にもなか
った 明らかに熱っぽい体に覆われて朝が来るのを待った 寝付いてもあなたのお腹の音で起きてしまう でもいつしか夢の中へ 目が覚めるととなりにあなたはいない あんなに嫌いだったあなたの名前を呼ぶ 『おはよう』と汚れた手で火をおこしてくれてた あなたを好きになる私がそこにはいた もう私の頭の中には彼がいなくなってた 最後のアメ玉も私があくびする口にいれてくれる あなたが一番お腹すいてるのに 太陽が登りどこに行けばいいのかわからず歩きだした あなたの手に引かれながら身を任せた あなたの顔が赤く 体が熱くほてってたのを感じながら私も寒さをこらえ一歩一歩進む