私は中学に入学して・・・1人の男子に会った。
名前は祐紀。クラスは私とは1つ違った。私が2組で・・・祐紀が1組。
私は入学してスグに祐紀に告られたっけ。私もちょっと気になっていただからスグに返事をした。『いいよ。』
それから私達が付き合ってる事・・・学年中が知った。と言うか祐紀が言ったんだろうけどね。
別に事実だったから否定なんてしないし気にしてなかった。
休みの日はよく遊んだ。と言っても2人きりトカじゃなくて『Wデート』。2人きりで遊んだ事・・・1度もなかったね。
1ヶ月くらい経って1年の私達も本格的に部活が始まった。だから祐紀と合う回数は全くと言って良い程なかったね。どうせWデート。・・・1度でも良いから2人きりで遊びたかったよ。
いつからだろう?・・・2人の間に『距離』が出来たのは。それから全然遊ぶ事もなくクラスも違うせいで話す事もなかった。
『自然消滅』と言っても過言ではなかったね。
1ヶ月だった・・・完璧に『自然消滅』ってのになったんだよね?・・・正直,未練なんか無かったかな。・・・でも何故か・・・祐紀の事・・・目で追ってる自分がいた。この時分かった・・・祐紀の大切さ。ゴメンね祐紀。気づくの遅すぎだよね・・・。
―この時分かった。『失恋』の本当の傷み。