無題41

しま  2006-11-05投稿
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何もかも知ってて、陰であたしのこと笑っているんじゃないか。尚吾の笑顔はあたしを混乱させた。何考えてるかわかんないよ。サトルに会いたい。    「何?用事って。」「あ、その…尚吾がね。」        「え?尚吾が?どうしたって?」     「えーっと、サトルのこと…。」     「俺のこと?なに、なに?」       「本当に…迷惑だから…。」       「迷惑?」     「もう、忘れて欲しいんだって…。」   「そっか…。」   サトルが泣きそうになった。その顔がいとおしく見えて、つい。 つづく…

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