乱舞‐10

人狼  2006-11-05投稿
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俺はこの山道に..
何しに来たんだ..
軽い気持ちだった.
こんな..妙な幽霊女とあうなんて..



辰巳はふと我に返り女を見て行った

俺が言う条件は‐もうこんな風にしてみんなを困らせないでくれ‐

もし...もしも..
俺の条件を受けるなら‐


女は泣きやむと‐
わかったわそのかわりわたしのはなしをきいてくれる?

.....わかった...



あれ...ここは?
おい!!何処だよ..

女の口調がハッキリしてきた‐

ここは‐私の世界 女の言う世界とは ‐―\r
海―‐何処までも続く海‐‐――

うわぁぁなんだよこれ...何なんだよ海って?

私は海がとても好きだった...私にとって海は..かけがえのない存在だったの...悲しい時..寂しい時..一人が多かったから.... 私の心の支えだったの...でも...

でも?

.....

おいどうしたんだよ?

わたしは好きな人が居たの...でも..死んだの... .... 死んだ?

自殺したの...水死げいいんは分からないの....あなたが持っているその新しい携帯用の護符と古びた御札を.....
海に沈めて欲しいの...

この海にか...?

うん...あたしの彼の護札..わたしの新しい携帯用の護符を一緒に....

もし沈めたらどうなるんだ?

分からないでも!!
えっ・・・伸二(しんじ)君・・?

水面の下に映る男は...女を愛しそうに見るや 水面から手を出した...

おいで ―絵里―\r

伸二くん....

絵里と言われる女も水面に手を伸ばす‐

良いのか?

お願い....自由にして... ...

一つ質問するが...何でアンタは俺たちを襲った...?..
あなた達が羨ましかった‐

何かを伝えたかった...でも..あなたやさっきの彼女にしか伝わらなかったの...だから..あなた達意外にはいなかった....

偶然か?

・・・・

約束は..約束だからな....


辰巳は二つの護符と護札をポケッとから出すと‐

水面に手を伸ばした‐

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