恋17話

たかチャン★〃  2006-11-06投稿
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20分位経つと

看護士が一人
友義の居る個室から
出てきた。

そして
何か別の看護士と
話をしている。

那智は
会話が聞きたくて
近寄った。


「友義くんの
家族って居ないよね?」

「んー多分。」

その言葉を聞くと
とっさに
那智の口から
言葉が出た。

「あっあたし!
兄弟…です。」

那智は
自分で言って
悲しくなった。



すると看護士は
「あっそうですか。
ではこちらへどうぞ。」

そう言って
友義の居る個室まで
案内してくれた。


ガチャ…

中に入ると
友義の前に居る医者は

複雑な表情を浮かべ

友義は
冷え切った目で
地面を見つめていた。


そして
医者はゆっくりと
那智の方を向き言った。

「…こんにちは。」

那智は
軽く頭を下げ

医者が
そこの椅子に座って

と手で言うから
言う通りにした。



すると
医者が頭を下げ
言った。

「今回のことは
誠に申し訳
ございませんでした。」

那智は
静かに言った。

「友義は…
どうなるんですか?」

「つい先程
本人には言いましたが
余命はすでに
尽きています…。
いつ死んでも…
おかしくありません。」

医者の喋り方から
本当に悪い
と思ってるのが分かった
那智は
黙り込んだ…


そして
その場は
沈黙に包まれた。



※18話へ続く



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