先日リフォームを終えたばかりの叔母を訪ねた帰り、私達は別の叔母の家で晩御飯をごちになった。
叔母の家は、叔父が家計を管理してるため、食費一ヶ月6500円程で一家三人+来客のもてなしをしなくてはならない。
そんなお宅に私達母子三人+従姉家族三人+叔父と従妹の晩御飯は厳しい。
しかし、アイデアでカバーする叔母は凄い!
人参、じゃが芋、南瓜、里芋、玉ねぎ、大根、そして、柿の皮。
子供用には、ウインナーも いれる。ちなみに野菜は田舎から送られたもの。
柿の皮は、3日干して それを刻み煮込む。
野菜も殆ど分からないように煮込むので、何が入ってるのかは、叔母にしか分からない。
食後、叔母が子供達に質問する。
「この中には、何が入ってるでしょーか?」
みんな、人参、じゃが芋、ウインナーまでは答えるけど、他が分からない。
辛うじて、従姉の子供らが「かぼちゃと里芋!」と言って正解したけど。
まさか、柿の皮が入ってるなんて誰が思うだろう?
闇鍋ならぬ闇カレー、叔母よ!恐るべし。
叔母の凄い所は、視覚で美味しくさせる所。
自分で焼いた器に、畑で採れた小松菜のお浸し、クラッカーの杏子ジャム添え、パインを体裁よく盛る。
そして、仕上げに庭で摘んだ花を皿に乗せる。
花自体は食べれないが、叔母曰く、「目の食事」
今回は皿の上だが、いつもはお猪口のような器に水を少し入れて花を浮かせたりする。
不思議なもので、きれいなものを見ながらの食事はまた格別。
そんな叔母のテクに、いつも脱帽する。
我が家の食生活も、見習わなくてはと思う。
そうだ!冬休みにでも、泊まり込みで極意を習いに行こう。
月10万食費に消える我が家のエンゲル係数を下げなくては…。