どうして私は此処にいるのだろう。 朝が来なければいい。 悲しみが来なければ、いい。 「真緒ーーーー!」 私は笠井真緒。 後で声をかけるのは友人の 光井澪。 「朝っぱらからうるさいよぉーなぁに?」 「今日和ぁー行く?…命日」 私は、ハッとした。 大切な事なのに、それを忘れるなんて……。 「一年前のあのことは、真緒のせいじゃないんだよ?気にすること、ないんだよ?」 一年前ーーーー 真緒には昔、ラブラブの彼氏がいた。
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