『夢の国』? 別れたほうがいいんだ やっぱり 自己暗示をかける私に となりの彼が「このピン倒したらこの後どこか行こう」そう言うと左手で斜めに投げた ボールはピン目がけて一直線 振り返る笑顔に心臓の鼓動が一瞬早くなった その後記憶がなくなるくらい 手を引っ張られ足早に外に出た 勝手で強引な彼に聞く「彼女は?」笑顔で首を横にふった 少し歩いてカフエに入る 店内はお洒落でカップルばかりいた 少し機嫌が悪い私に「彼女とはさっき別れた 少しだけ一緒に話したい」と聞けば別れを告げられたそう 彼の笑顔に懐かしさを感じた