「おい蘇生者。この剣はみずしらずの相手とも
戦えるのか?」
―当然だ・・・その剣は戦闘能力は元々高い。
しかしやはり恨みがある方が戦闘能力は高く なる・・・
牙竜はニヤリと笑う。
「じゃあ・・・」
壁に向かって剣を構える。
「結界が・・・憎いっ!!」
スパァン!!
執念の剣が閃く。
ドォォン!!壁が崩れ落ちる。
上から石つぶてが降り注いでくる。
「・・・石が・・・憎いっ!!」
石つぶては一瞬で砂のようになった。
―ほう・・・
蘇生者は不敵な笑みを浮かばせる。
壁の向こう側は、森だった。
あちらこちらに見た事の無い花が咲いている。
「森か・・・・」
牙竜は外へ歩き出す。
―うかつに踏み込んでいい場所ではない・・・
牙竜の後ろに大きな影が・・・
続