まいほーむ 3

るぅ  2006-11-10投稿
閲覧数[517] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「もともと私がなんで怒ったか、ちゃんと解ってる?」
「は?」
突然の問いに一瞬止まる。
「・・・家に女入れたから。」
「もひとつは?」
「もひとつ・・・?」
今度はしばらく考える。
なんだ?女入れたこと以外・・・別に何もしてねぇよな・・・。
まじでわからねぇ。

「・・・・・?」

黙ってる俺をしばらく見つめてたマコが、不意に手をあげた。
俺の眉間に人指し指をあてる。
「アキラなんて嫌い。大っ嫌い。」
嘘だ。マコは嘘をつくとき歯を少しくいしばる。
そして、「大っ嫌い」の後の行動は一つ。
マコは素早く立ち上がり、玄関へ向かった。
「おい。」
「バイバイ。」

そのまま振り向かずに出ていった。

時刻は深夜0:29

この時間ならそう遠くはいかないだろう。
今までも何回か出ていったけど、いつも30分で帰ってくる。
何もなかった様にケロッと笑いながら。

だから今日も別に追わない。

ただ、この真冬にコートも持たずに出ていったことは気にかかる。
まぁでも逆に寒すぎてすぐ帰ってくるだろう。

TVをつけるとちょうどいつも二人で観てる30分のバラエティが始まった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 るぅ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
関東近辺のお葬式
至急対応も可能!!


▲ページトップ