耳を疑った。
思いもしなかった台詞。
目を疑った。
真っ直ぐ私を見つめているのは貴方。
いつもは聞こえない心臓の鼓動
こんなに力強く打ち鳴らされていたの?
いきなり飛び込んできた
あなたの想いは
初めからそれだけかのように
私の中に
一瞬にして広がる。
何という幸福。
すぐに返事をしたいけど
もう少しこのまま
このまま漂わせて…
瞬きなんかしないで
しっかり見ていて
私の瞳の中で
上下に揺れる
貴方の姿を。