かずやはしばらく気を失っていただろうか…
目が覚めたとき
そこに友人の姿はなかった。
しかしそこは紛れもないおじいさんの家だった。
おかしい…
友人は確か殺されたはずだ。
しかし目の前には友人の姿はない。
血すら残っていない。
おかしい…
夢でも見ていたのか…
かずやは走った。
生まれて初めてこんなに走った。
夢と確認するために、走った。
10分後それは夢ではないことがわかる。