なにもないボードの上に、ピースをはめ込むように、僕は「僕」を作る。 僕の人格を。 僕の身体を。 僕という人間を。 何千、何万ものピースを埋め、「僕」は作られる。 しかし「僕」に空く穴がポツリ。 その穴には「君」が入る。 「君」を僕は探す。 しかし「君」は見つからない。 僕は「君」を失ったのかもしれない。 「君」がいなければ「僕」は完成しない。 そして「君」のいない「僕」は音を立て崩れていく…。
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