?地球崩壊…最終章

亜樹  2006-11-11投稿
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男に付いて来た所は、青年が、今まで見た事の無い、瓦礫の無い砂漠の様な所だった。


驚いた事に、シャトルが4機有り、大型貨物船も着陸して居た。

男も女も、外人と思わしき人達も、たくさん居るではないか。

「人は、どの位生き残ったのですか?」

戸惑いを隠せない青年に男は答えた。

「約250人位の人が、シャトルを中心に暮らしているよ」


又、他の各地や外国でも、たくさんの人が生き残って居ると言う。

青年は、地球は、此れで大丈夫だと、未来を考え微笑んだ。


男の話は更に続いた。

「しかし…
最早、地球を離れて別な惑星に移動しなければ成らないんだ」

「おかしな事を…
地球を見捨てるなんて」

「今、生き残った人達だけでは、地球を救え無いし、文明の高い素晴らしい道具はたくさん有るけど、使えても、作れる人や直す人は居ないんですよ。
貴方に、簡単な無電機が作れますか?」


暫くして、世界中のシャトルが、惑星ベルトラに向かって、地球を飛び立った。

哀しげな青年も乗せて
シャトルから見た最後の地球は、真っ黒く、本当に崩壊したのだった。 西暦は0に成った。



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