元空中ブランコ担当だったサーカス団のナツキはいつものように雑用をしていた時、突然団長のオッサンに、1人怪我人が出たということで、本番の空中ブランコを押し付けられた。久々ながらも途中までうまく切り抜けたツキだったが、ミスをして落ちそうになった。その時、ツキ自身が光って体が浮いた。そのお陰で落ちずに済んだが、誰もそんな事が起きた事は知らないと言う。その中に一人だけその光景を見たと言うチィ。チィはツキの友人で、幼い頃からの仲であった。その夜、その不思議な出来事について、オッサンに相談しに行こうとしたツキとチィだが、オッサンとある男の会話を聞いてしまった。
その話の内容は、ツキを売るか売らないかの話。しかもそれは、その日ツキが発した不思議な力の事に関わっていた。男はその力を“光マツリ”と言ったのだった。