クロス・オブ・エクステンド

オオクラ ソル  2006-11-11投稿
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あの世界の指輪は変わっていた、ある町では狩りの道具に、ある都市では戦争の道具に、それがあの世界「イースギルド」である、この物語は紅き木のある村「ラスール」にいる1人の少年の記憶である。 今日もいつもと同じ朝だった、と思う、急いで家を出たコウマからしてみればそんな事気にする必要もなかった、だた村で一番大きな家を目指すだけだった。 その物はかっこよかった、大きな家の中にあったそれを見てコウマは思った、突然隣に人の気配がした「また勝手に入りやがって〜」と今にも殴りかかろうとしている男にコウマは静かにいった「だって玄関にいなかったグラットが悪いだろ」グラットと呼ばれた青年は「それもそうだな」と笑いだした、その後真剣の目で前にあった物を見せた。「やっと出来たぜ、俺たちの翼」それはどう見ても飛行機だった、「さっそく乗って見ようぜ」2人はその後大空へ飛び立った。 その森は綺麗だった。コウマは1人で森にいた「まったく、あいつどこ行ったんだ」その時、目の前に女の子が立っていた。「アナタに指輪の力を貸します」いきなり喋ったあとコウマは飛行機に戻った。どうしたんだと聞いて来るように、グラットはこっちを見て来た。「何でもない、もう戻ろう」またあの大きな家に目指した。「これで俺の親の居場所が分かるな」実はコウマの親は10年前に失踪していた、その事を聞いていたグラットが飛行機を作ったのだ、「グラットも記憶が戻るといいな」「そうだな」そしてグラットは自分の記憶を失っていたのだ。「あの時の子はなんだったんだろ」コウマは自分の手についていた指輪を見つめて考えていた「グラット」いきなり名前を呼ばれ少し驚きながらグラットは返事をした「なんだよ」「やっぱり世界は広いな」「いきなり何言ってんだよ」風を受けていて見えなかったが、確かにその時自分の後ろにいる少年は笑っていたとグラットは思った。だがグラットにはそんな事気にもしなかった、なぜなら彼はまだ19歳だからだ。飛行機の中でコウマは思った(拝啓、親父殿、俺はもう17になりました。でもこの世界の事を何にも知りません、でも今、少し分かった気がしましたでも母さんを捨てたあなたが許せません、だからいつの日にか村に帰ってきた時、そのムカつく髭を生やした顔を殴らせてください)コウマはそんな事を考えながら自分の手を広げ、風と一つになったのだった。

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