あの空に俺達は夢を描いてきたんだ。「南西の方角にゼアス小隊です」「帰還させろ」ある男がそう言った。「分かりました、帰還信号を送ります」戦艦グレイプニルの頭上に三機の影があった。その機体は優雅で綺麗な銀色をしていた。「悪いな、ユリ無理言って」「そんな事ないよソル」「2人とも静かにしてろ舌を噛むぞ」その三機のメカのパイロット達は仲がいいわけでもないのに何故か機体の動きだけ息が合っていた「これが戦艦グレイブニルかぁ〜」三人の中で一人だけ女パイロットのユリの口が開いた「そうだぜ、大きいだろ」もう一人は赤い髪にバンダナをつけた男ソルが言った。「おい、遊びにきたわけじゃあないんだぞ」そして最後に黄色い髪に青い瞳の青年グラットだ。「ようこそ私の船グレイブニルへ、私は艦長のミリアそして彼女はオペレーターのカノンよ」「よろしくね」軍服を着たオペレーターは急いで隣にいた人に報告した。「艦長、敵機が三機近ずいています」「分かったわ」「あなた達、敵機がくるわ撃退して」「仕方ないな」「いっちょやるか」「うん、分かったよ」そして三人は風と一つになって敵機に向かって行った。