ディフェンド? ”止め” 62

 2006-11-12投稿
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 3つの首を持つ竜が現れたとき、龍華の隣にはあの2人がいた。
 「秀・・・まどか・・・」
 龍華の隣には龍華の目の前にいる2人ではない秀とまどかがいた。龍華の隣にいる2人は、霊になった2人だ。
 『龍華さん、いきますよ』
 まどかが言った。
 「あぁ」
 龍華は、両手を前に突き出した。霊の2人は、龍華の手に自分の手をそっと乗せた。
 『外したらただじゃおきませんよ』
 秀が言った。
 「分かってるよ」
 龍華は薄く笑った。すると、目の前にいる竜が大きな声で鳴いた。
 「これで終わりだっ!!」
 竜は勢いよく龍華の方へ向かってくる。龍華は両手に炎をためた。
 「止めだっ!」
 龍華はたまった炎を放った。その炎は竜を包んでいった。だが、竜は炎を体にまといながらも龍華の方に向かってくる。
 「くっ・・・」
 『まだ・・・だめ・・・!』
 『負けるかよっ!』
 すると、いきなり炎がゴッと音を立てて竜の頭まで包んだ。すると、竜の動きが止まった。竜の体は徐々に消え始めていった。

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