今日も学校が終わり、帰宅した。まぁつまらないこの日常に何もかわりはない
家に着いたらまっすぐに自分の部屋へ向かった
音楽を流して、ベッドに寝転がると眠気に襲われる
自分の世界に入って満足できるこの時間が一日のなかで一番好きだ
やがてリモコンで音楽を消して、眼をつぶりながらこの世の声を聞いてみる
…風の音が聞こえる
…玄関から母親と近所のおばさんの話声が聞こえる
…近所の犬が吠えているのが聞こえる
…庭の草の音が聞こえる
…時計の音が聞こえる
…？
庭の草の音？…誰かいるのか？
不信に思い、庭を覗いてみた
すると、庭には大きな穴が空いている
不思議に思い急いで庭に出てみた
地面を見ると、誰かが踏みつぶしたあとがある
それにしても大きな穴だ。直径１メートルはあるんじゃないだろうか…
そっと穴を覗いてみたすごく深いようで奥のほうがまったく見えない
ズルッ。すべったらしい
僕はちょうど穴に頭からつっこんでしまい、カベに頭と背中をぶつけ、どんどん穴に落ちていった
穴はまるで滑り台のようで怪我はなかった
下につくと、門みたいなのがあり、前に変な生きものがいる。だれ？
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