どうしてそこにたたずんでいるの
目新しい物なんて何も見つからないのに
自分の姿が湖にでも映っているのかい
群からはぐれたひとりぼっちのライオン
その目は悲しい目じゃなかった
すごく遠くに出かけてもなかなか見つけられない
大切な物はもっと近くにあるんだ
心やさしいライオンは仲間と向き合う勇気がほしい
でもその手は勇気をつかむには短かすぎて
それでも何度も挑むんだ
いつかこの手で掴みとるんだ
孤独なライオンは自分と向き合った
長い冬を乗り越えて
春が来て
氷が溶けたら
川を渡って仲間を探しに行こう
そして必ず見つかるさ
この果てしない分かれ道
最後はみんな一つの道
そこでみんなと出会うんだ
青い空が雲と重なってとても気持ちがいいだろう
すすめライオン
回れ運命の風車