その後は、やっぱり松田先輩と水無月先輩の2ショットを見るとショックで、目をそらしてしまう。今でも、松田先輩のことは許せない。そして、水無月先輩も・・・。あれから、一年が経ち、私は、三年生になった。あの時の想い出は、今でも鮮明に思い出せる。あの時から、私は人を信用しなくなっていた。唯一信用できるのは、蘭だけだ。でも、あの時、水無月先輩に出会えて、初めて、人を好きになることが、こんなにも苦しいということを知った。初めて、本気で好きになった人だった。悲しい想い出しか出てこないけど、水無月先輩に出会えてよかったと思う。今は、水無月先輩以上に好きになれる人は、一生いないと思うけど、いつかは、誰かを好きになるかもしれない。それが、また、辛く苦しいかもしれない。でも、その時は、怖がらずに、一歩を踏み出したいと思う。今年も、もう少しで終わる。来年は、また新しい出会いが待っていることを信じたい。
(あとがき)
この話を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。小説を書くのは、今回が初めてで、下手くそだったと思います。この話は、私の体験を基に書きました。登場人物や内容は、少し変えました。しかし、その時、感じたことや思いは、嘘・偽りはありません。もちろん、この話に出てきた、あの先輩は許せません。最後に、この話を読んでくださった方々にお願いですが、この話を読んでの感想を聞かせてください。