なっちーは、五歳の女の子。
本名は奈津子なんですが…
チョット男の子ぽい女の子です。
彼女は、幼稚園から帰ると、何時もの様に、近くの公園に遊びに来たのだった。
「まんま…」…?
あれ!
なっちーは、自分のスカートにすがりつく、2〜3歳の男の子が、居るのに、不思議な気持ちに成ったのだった。
「貴方は誰?何処から来たの?」
しかし、相手は幼児…
なっちーも幼児ですが…
相変わらず
「まんま…バイチャ…マイマイ…」
意味は、解らないのである。
多分、なっちーの、スカートの、カエルのパッチワークに引かれて来たのだろうか。
しかし、なっちーは、お姉ちゃん振りを発揮したのだった。
「未だ、オシメが取れて無いのね。お姉ちゃんが、お母さんを探ちてあげるわ」
この先の、波瀾万丈ななっちーと、男の子の行方は、未だ、誰も知らなかった。