私はその時、彼氏と別れたばっかりで「好きな人はまだできない。」とおもっていた…。
「恵ちゃんかわいいね。」いつものK先輩の冷やかしだ。
こんな軽い男は嫌い。そう思っていた私は、あまり親しくしなかった。
ある日、M先輩が「K君が、恵ちゃんかわいいって言ってるよ。マジ恵ちゃんの事お気に入りだけん!!」と言ってきた。
本当なんだろうか…。そう思った私は、その日からK先輩の事を気にし始めた。
相変わらずの冷やかしは続き、私とK先輩は仲良くなっていた。
そんなある日、私は先輩への気持ちに気づいた。「私はK先輩のこと好き。」でも、その気持ちは誰にも言えず先輩たちは部活を引退した。
「悲しい気持ち。悔しい気持ち。」たくさんあった。
今も、先輩を見つけると「キャーキャー」言っている。後は、部活のお別れ会…。その時に言ってみようかな。
「好きです。」