モグラ型グルド『ローダー』の侵攻を防ぐためブルドーザーで動きを止めようとした龍雅だったが呆気なく突破されてしまった。そこに軍からの討伐隊が到着し4機のストライカーがローダーを包囲した。その中にひときわ目立つ金色にカラーリングが施された機体が一体…。
龍雅は現場から避難しやや離れたビルの屋上から見ていた。
龍雅(あの機体はストック&ペイ!!もう修復は完了してたのか!!)
残りの3機は持っていた電磁鎖をそれぞれの方向からローダーに投げ付け体に巻き付けた。そして金色のストライカーは背負っていた大剣を握り、グルドに向かって構えた。
ブィイイイイイン!
構えた瞬間、大剣が筋に沿って光りだした。それを前で見ていたローダーは自分の運命を悟ったのか今まで以上に暴れ出した。
他の3機のストライカーは鎖を強く引っ張り、取り押さえようとするがとうとう鎖がちぎれてしまった。
3機のストライカーの内一機の隊長格のパイロットがこう言った。
隊長「くそ!とうとう力が出てきやがったか!?お前ら!!接近戦は避けて射撃でターゲットを弱らせるんだ!!」
3機はローダーから距離をとり、腰に装着したマシンガンで攻撃した。
だが市街地ということもあり、思うように攻撃が当たらない。
すると3機とは別の金色のストライカーのパイロットはこう言った。
男『射撃を止めろ!ここは市街地だ!我々の目的は突然変異生物の細胞を採取することだ!生きたままの捕獲が困難な場合は…。』
すると金色のストライカーはローダーに向かって突入した。
男『細胞だけをサンプルとして持ち帰る!』
大剣を右手に持ち、腰に装着したショットガンを左手に持った。
そしてローダーの顔面に密着しショットガンを放った。
ギシャアアアアア
ローダーの叫びが辺りに木霊する。
男『すぐに止めを刺してやるよ…。』
ジャキィィィィン
金色のストライカーは大剣を両手で持ちローダーを頭上から一気に真っ二つににした。
ローダーは息絶えた。
男『よし、後はあなた方でこの死骸を運んでくれ。このストック&ペイのテストも終了した。』
3機のストライカーがローダーの死骸を回収して行く中、その様子を見ていた龍雅の元に『ストック&ペイ』が歩み寄って来た。ハッチが開き金髪で長髪の男が降りて来た。