之秀『サて…』
ここまでしてしまったんだ…俺はただじゃあ済まないだろう。
ここからが正念場だ。
ヒヒヒッ…あのクソ娘…。
数分後
叶呼『野中!どこにいるの!』
憎き叶呼お嬢がやってきた。
あの貴博つったか、アイツのケータイから呼び出したのだ。
俺は叶呼の前に躍り出る。
之秀『ヨォ!久しぶりだな!キヒャヒャハハハ!』
叶呼が唇をぎゅっと噛んだ。
叶呼『誰よあんた。あんたみたいな知り合い、知らないよ』
之秀『へぇ、オレハオマえのツラヲ忘れることが出来なくなっタンだけどな』
俺を憎しみに満ちた目で睨み付ける。
叶呼『あんたしつこい』
本性だし始めやがったな腐れメ狐が。
之秀『そのとおりサ、ヒーヒャハハハハ!』
俺はポケットから博一を解体したナイフを取り出す。
叶呼『またそれで私を切り刻む?』
之秀『切り刻むほドきっチャいネぇダろ?テメェこのナイフノことは覚エてルミタイダナ』
叶呼『当たり前でしょ?』
叶呼『すごく痛かったんだから!!!!』
叶呼が身構える。
叶呼『ホントウザい…死ねば?』
叶呼の声のトーンが下がった。
絶対に逃がさねぇ。
今度こそ殺してやる!
之秀『テメェを殺しタラナ!!』