―大切なこと―\r
それは愛なのか…。
そんな事を考えて始めたのは、去年の冬だった―。
私は、クリスマスを楽しみにしていた。だって…初めて彼氏と過ごすことになったから…。
でも、私はクリスマスツリーの目の前でふられた…。
『満足した?俺本当は君嫌いなんだ。』だって…。わかってたけど…。私ダメなんだって。
だからもう恋なんてしないんだ…なんてね。
そして今、私は恋をしてしまっていた。自分との約束をこんなすぐ破ってしまうなんて…。
でも平気!今度の人は、先輩で優しくて裏切らない人!そう思えるんだから…。
「なんて顔してんだデブ!らしくねぇじゃねぇかよ〜!」
またきた…。こいつは、私の喧嘩友達の通称タカだ。
こいつには、1つ上の彼女がいる。去年のクリスマスに告ったらしい。私とは正反対だ。
こんな4人の赤い糸が…複雑にもつれ合う時まで…そんなに時間はかからなかった…。