『これで二人目だ…ッ』
他の男子生徒が顔を青白くさせ学校をとびたして行った。
その瞬間,学校中に生徒達の悲鳴や奇声が響き渡った。
―放課後、私と私の友達、裕香と一緒に残っていた。
『―さて、帰りましょうか。。』
と帰りかけた時,
裕香が、
『ちょ…ちょっと!ちょっと付き合ってくれないかしら?』
『何によ?』
『ほら。噂が嘘とかの…』
『裕香。私帰るわ』
『ちょっとお!お友達がゆってんのょお!?…さっちゃん。』
ピタ…
私は何故か止まってしまった。
『さっちゃんの謎…二人で明かさない?』
『裕香!辞めなさい!私達にはさっちゃんとか関係ないのよ!今は受験勉強でしょ!?それやるひまがあるなら勉強すれば…』
『友世!(私です)何で話聞いてくんないの?…死なせたくない!皆を死なせたくないのよ!』
…私も…私もあなたと同じ気持ちだけど…
『私も!私もよ!?』
『だったら…
私は裕香の発言をさえぎった。
『私達が死んだら…意味ないじゃない。』
【…でも!私は命無くなってでもこの学校を守りたい。】
裕香は泣いていた。
これ以上裕香を泣かせる訳には行かない。
『そ。そうよね…わかったわ。さっちゃんに会うにはどうすればいいの?』
『友世…!さっちゃんは…保健室。保健室よ』