碧い星

流星  2006-11-22投稿
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地球…それは太陽系で最も碧い星。


火星に人類が進出してから60年が過ぎようとしていた。火星には自治政府が造られ地球政府と対立していた…

これは火星軍として闘った一隻の戦闘巡洋艦の話である……


「やっと航海試験が終わりましたねぇ〜」

「2週間かぁ…長いようで短かったな」

「はい…あと数時間でこの艦ともサヨナラですか…」

「そうだな…」

火星政府は地球政府との対決に備えて大量の艦艇を製造し、兵士を育成していた。


「火星の連中は本気で我々とやり合うつもりですかね?」

双眼鏡で火星軍の艦艇を見ながら大尉は少佐に聞いた。

「さぁな…奴等の考えなんか分かる訳ないだろ」
「そりゃそうですね…」

地球と火星の対立は日増しに激化し、前線では一触即発の雰囲気が漂っていた…

そんな中で火星軍の最新鋭戦闘巡洋艦の進水式が行われた。

「このデルタ級の艦艇の特徴は……

そんな説明を聞きながら俺は地球との戦争について考えていた。このまま開戦して我々は戦いに勝てるだろうか…

「では艦長のアル・レイン大佐に艦の詳しい説明を…」

俺はそんな考えを消すように返事をした。

「はっ、…私が艦長のアル・レインです……」

説明を終え自分の席に戻ると艦を見つめていた…
これから起こる事など全く予想ができなかったであろう…あんな事は…



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