第6ディメット暦187年14月03日
〜均衡を保つ街 サリュトス・デクロス側〜
「あっ、リオン、レイラ、禅煌さん、それに………誰ですか?」
「なぁなぁ、こいつがエルクとか言うへっぴり腰?」
「へ、へっぴり腰……ねぇ、……ちょっと違うんだがなぁ。」
「『ちょっと』って………」
「まぁまぁ、新しい仲間もいることだし、早く禅煌の過去について話してくれない?」
「そうでござるな。」
「ところで、なんでお前付いて来てんだ?」
「アタシの名前は『お前』とちゃうがな、一回言ったねんからちゃんと覚えとき!!」
「はぁ………」
「まぁはじめましてなお兄ちゃんもいるさかい特別にもう一回教えちゃる♪」
「はぁ……アリガトウ。」
「よろしい、アタシの名前はアイリーン・セシル、付いてきた理由は、この人や♪」
『ムギュ』
アイリーン、誰かに抱きついたみたいです。
「キャァ!ちょっと何してんの!!」
「アタシが追っかけてたアストンをいとも簡単に倒しちゃったんや、惚れるわそりゃ。」
「ほ、惚れるって困るわよそんなの!」
「よっ、レイラの色女♪」
「リオン、おちょくるの止めなさい!!」
「…………………………それがしの話しは聞かないのでござるか?」
「あ…………わりぃ、忘れかけてた。」
「…………話は明日にいたす、今日は先の戦いの疲れを癒やしてくだされ。」
「わかった。」
「「りょ〜か〜い」」
「分かりました。」
「では、これ以降は各自この街で自由行動で、各自宿に集まること、では解散。」
第16話『真相』続
【人物図鑑】
【名前:オーレン・シュバイツァー】
【年齢:13歳】
【職業:魔術師(剣士団所属)】
【性別:♂】
【身長:135?】
【体重:41?】
【服装:黒のチョッキの下に白のトレーナーを着て、背中に一振りの刀を背負っている。足はグレーのズボン、黒いブーツをはいている。】
【頭髪:腰より少し上ぐらいの黒髪で、前髪を5:5で分けて、他の髪はバックになっている。】
【備考:弱冠10歳でXerox剣士団に入り、弱冠12歳でXerox剣士団四天王になった正真正銘の天才児、少し人を見下した態度をとる事がある。 Xeroxで魔法の詠唱が最も速い上に、上級魔法も難なく扱う。】