あれから3ヶ月…。
いろいろなことがあった。吹奏楽コンクールへも、何年かぶりに乗ることができた。高校生の富山くん、そして美加と、新人をはじめ、古いメンバーの岩田さんと、あまり会わないけど畑中さんとも、いろいろ話した。とくに岩田さんは、新人3人を家に招待してくれて、音楽のこと、打楽器のことで話を盛り上げてくれた。何もかもが楽しい日々であった。週に一度しか練習はないけど、メンバーが集まってアンサンブルできる喜びを味わっていた。新人だというのに、楽器経験が長いのをいいことに、生意気にもいろんな意見を言ってきた。でも、それを貴重な意見として謙虚に受け入れてくれ、とてもありがたかった。私も岩田さんなどが話す、この楽団の話について、興味深く耳を傾けた。
この楽団を建設的なものにしたいというのが、私の希望である。
定演だって、できれば年一回やりたいし、各種いろんな大会にも参加したい。
入会してそろそろ慣れてきたから、こんなこと言っているのではなく、入会したときから、そう感じていた。せっかくみんな楽器をやっているのだから、練習にもできるだけ多く参加したい。他のメンバーも社会人が多く大変だけど、私だって社会人なんだから。学生も忙しいかもしれないけれど、社会人よりは時間の融通がきくはずだから。
舎弟の敬仁に聞いてみたところ、一般の部にもアンサンブルコンテストがある、とのことであった。
ダメもとで、岩田さんに相談をもちかけてみてはどうだろうか？
まだ正会員にもなってない若造が、こんなことを言うなんて、超生意気だけど、言うだけ言ってみたらどうだろうか？生意気さだったら、富山くんよりはマシだし。コンクールにも出たんだから…そう、ビリから3番目だったけど。出れるっということは、アンコンにも出れるんだ。連盟に加盟していれば、参加できるんだから。
曲は？そんなのあとから考えれば良い。
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