Oracle:16-2:真相

ガレック  2006-11-28投稿
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第6ディメット暦187年14月03日
〜均衡を保つ街 サリュトス・デクロス側〜

「で、自由行動になって10分ぐらい、………何だこの取り合わせは……」

「失礼なやっちゃなー、アタシだって愛しのレイラ様と水入らずで居たかったー!」

「い……愛しの!?それに……様!?」

「何か問題あるん?レイラ様♪」

「…………………………」

おやおや、レイラが顔を真っ赤にしてます。
 よほど恥ずかしいんでしょうね、アイリーンは大声で喋っているから周りに声が筒抜けだし。

「……とりあえず…『様』付けは止めとけ、会話が成り立たん。」

「しゃーないなぁ。じゃあどう呼べばええん?レイラ 『様』」

「あーのーなー、てめーいい加減にしろー!!」

リオンがアイリーンをとっ捕まえてケンカをし始めちゃったようです。

「わ、私は別に呼び捨てで構わないけど……





って……二人とも………馬 鹿 な 事 は 、やーめーなーさーいー!!!!」





………ちょっと金切り声が混じったレイラの大絶叫が国境を超え、建物を少し震わせてサリュトスの空に響き渡った。




〜1時間後〜


ケンカも半ば強制的に仲直りし、レイラの呼び方も呼び捨てで決着がつき、まだ少し騒がしいですが、3人はショッピングを始めたようです。

「そーいやー呼び方の話しで思ったんだけどなー、アイリーン、おめーを『アイリーン』って呼ぶのショージキめんどくせーんだよなー。」

「ふーん。」

「『ふーん』って……なんかニックネームとかねーのかぁ?」

「候補1、アイリ
 候補2、リン
さ〜て、どっちがええかな〜。」

「作者が決めかねたな(ボソ」

「何か言った〜?」

「い〜えいえ、何も言ってません。」

「で、どっちなん?アイリ?それともリン?」

「うし、『リン』だな。」

「ふぁいなるあんさ〜?」

「……回りくどい。」

「ゥゥゥゥ、しゃーない、それなら『リン』に決定や。」

「でもリオン、何でアイリじゃないの?」

「よく考えてみろ、『リオン』に『エルク』に『レイラ』だぞ、これ以上3文字の名前が増えたらややこしい。」

「「あぁ、そーゆー理由なんだ…………」」







ドタバタ3人のショッピング話はまだまだ続………けたくは無いな。


第16話『真相』続

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